〇 午前

 

 「富田林市市内の埋蔵文化財」

             講師 富田林市教育委員会 文化財課担当

昨年に引き続き、講座をお願いしました。

文化財とは、「長い歴史の中で生まれ、育まれ、今日まで守り伝えられた貴重な国民的財産」から始まり、市内の指定など文化財、

文化財年表などの説明を受けました。

富田林は文化財の宝庫でありますが、発掘作業や研究はまだまだ道半ばであると感じました。

文化財の仕事は、一見夢とロマンのある仕事と思われておりますが、夢と現実のはざまで悩みもあるとの事

(文化財課 談)。なんか分かるような気がします。どんな仕事も同じです。

 

 

                  

〇 午後

 

  「かつらぎ山と修験道」

            講師 河南町大ヶ塚御坊 顯證寺住職 田毎 昭隆

富田林は歴史の宝庫と共に自然の宝庫でもあります。

石川の向こうに秀麗な山稜の二上山、葛城山。そして金剛山を纏めて昔はかつらぎ山(葛木山、葛城山)と呼んでいたそうです。

役行者と呼ばれている634年生まれの役小角(えんのおづの)が葛城修験道(山岳仏教)を開祖します。伝説も多く残っており、不思議な力で空やの山を駆け巡っていたそうです。また小角建立の寺院がこの南河内にあります。(弘川寺、高貴寺、観心寺、転法輪寺)

その中の弘川寺には西行の墓があります。また観心寺は楠木正成の学問所でもありました。

そして、葛城山と金峰山を結ぶ橋を架けようとした途中の「天の岩橋」が現存しているとの事でした。

魔訶不思議な時間でした。