〇 午後
「幕末期富田林と町政の動揺」
講師 大阪府立大学名誉教授 山中 浩之
寺内町の中にある寺内町交流館での講座です。
幕末期の約100年間(1773年~1868年)は、年貢算用や村会所費用などの恣意的な取計い方による百姓困窮、天保の凶作飢饉による米価高騰、困窮者の増加、また年貢勘定・村入用勘定などの立ち合いや貯え夫食の不校正、安政大地震、コレラ流行などの世相も相まって町政が揺れ動いた。
そして「ええじゃないか」に繋がっていく。
この後、すぐに元号が明治元年(1868年)となります。富田林の幕末期の庶民の暮らしぶりが垣間見え、歴史が大転換期を迎える時はこんな感じで世の中が乱れていくことを知りました。