○ 午前

 

 まちづくりと再生

 

  講師 富田林市まちづくり推進課 担当の皆様

 ・都市計画の基本は、まちの土地の使い方、建築物の建て方などのルールなどを定めるもの

 ・まず、まちが、市街化区域と市街化調整区域に分けられます

   市街化区域は、計画的に市街化を形成して行く区域

   市街化調整区域は、緑地や山林、農地などの保全を図る区域

   富田林市の場合、市街化区域が40%、市街化調整区域が60%の割合

   

 ・市街化区域は、さらに良好な都市環境を形成するため、13種類の住居系、商業系、工業系

  用途地域に分けられます

 

 

 ・ニュータウン・金剛地区のまちづくり

  

  ニュータウンには、千里や泉北、高蔵寺など非常に大規模なものから、梅の里など小規模なものなどありま

  すが、ここでは中規模な「金剛地区」を取り上げます

 

  金剛地区のニュータウンの問題は

    人口減少

    少子高齢化

    施設の老朽化

   などが挙げられます

 

 ・ニュータウン問題への対応

 

  取り組みとして

   平成29年3月に、「金剛地区再生指針」を策定

     将来の目標像

     実現を目指す「まち」と「暮らし」の姿

     まちづくりの取り組み姿勢

   これからは、「住民参加型のまちづくり」が大切とし

     居場所づくり

     イベント企画

     公園の活用

     防災活動

    をテーマとして進めている

 

 

  まちづくりの今後の展開 として

    中長期的なまちづくりの方向性

    施設等の再整備や、多様な住宅の供給

    働く場や活躍の場の創出

   が大事であるとしている

 

  効果が現れて来るよう、お祈りします!!

 

 

○ 午後

 

 アフリカに魅せられて (多文化共生・異文化理解)

 

   講師 四天王寺大学 人文社会学部教授 田原範子博士

 先生は、これまで

  サハラ砂漠以南の

   ガーナ共和国(アフリカ大陸の西側)

   ウガンダ共和国(アフリカ大陸の東側)

  で、計26年フィールドワークをして来られました

  異文化へのアプローチとして

   異文化理解の二つの態度

   ①「貧困・遅れている・どうしようもない」---未開人と文明人の二分法で捉える

   ②「自然とともに生活する夢のようなパラダイス」

                   ---自然と美しく暮らす、失われたユートピアと捉える

   

 

 

      子供たち                   豊かな農作物のマーケット

 

   水くみ場 --- 生活、病気予防などのため水が大変大事         女子用のトイレ

 

 16世紀頃に南米から導入されたカカオ  その収穫(親子で)     野菜の料理と蒸しバナナの食事

 

  アルバート湖の漁村ルンガ     薫製にするナイルパーチ      水くみをする女性たち

                  (カタクチイワシのような小魚)

 

   ウガンダ共和国        地元のキオスクの様子         盛大な葬儀の様子

 

        先生が指摘するアフリカに学ぶ 「生活の論理」

 

  ・死者や祖霊の存在は、生者の日常生活に深く根をおろしている 

  ・生きている者たちの共同性は、死者との交流によってもたらされている

  ・人は、他の人たちの存在をとおして、その人になる

  ・たくさん与えることは、与えた人を豊かにする

  ・大切なものは数えてはいけない(市場経済とは異なる豊かさ)

 

      先生  どうもご教示ありがとうございました