〇 午後
「かつらぎ山と修験道」
講師 河南町大ヶ塚御坊 顯證寺住職 田毎 昭隆
富田林は歴史の宝庫と共に自然の宝庫でもあります。
石川の向こうに秀麗な山稜の二上山、葛城山。そして金剛山を纏めて昔はかつらぎ山(葛木山、葛城山)と呼んでいたそうです。
役行者と呼ばれている634年生まれの役小角(えんのおづの)が葛城修験道(山岳仏教)を開祖します。伝説も多く残っており、不思議な力で空やの山を駆け巡っていたそうです。また小角建立の寺院がこの南河内にあります。(弘川寺、高貴寺、観心寺、転法輪寺)
その中の弘川寺には西行の墓があります。また観心寺は楠木正成の学問所でもありました。
そして、葛城山と金峰山を結ぶ橋を架けようとした途中の「天の岩橋」が現存しているとの事でした。
魔訶不思議な時間でした。